縄文期の『磨製石斧』と呼ばれるものです

出土品。奈良懸橿原遺跡群出土品。

『石斧』特有の扇型形の造りをしています。

重量はなんと226gもあります。
手に持つとかなりの密度感があり、手に
しっくりと馴染みます。

画像のとおり、表面は驚嘆するくらいに
鏡のごとくつるつるに磨き上げられて
おります。

材質は『黒蛇紋岩』で蛇のような蛇紋様が
浮き出ているのが特徴であります。


表面には一部欠け等の部分が見られ、この
『磨製石斧』が狩猟や肉・魚を捌く用途とした実戦で使用されたものと推測されます。

更に驚くことは、縄文人の『磨製石斧』
作成のその高度な研磨技術にあります。

果たしてこのような『研磨』はどのように
して行われたのでしょうか。
砥石や水晶を砕いた粉末で研磨したなど諸説
ありますが、実際は『謎』であります。
まして現代においては、その『磨製石斧』の
作成は不可能であります。

この『磨製石斧』は大分以前に東京晴海で
開催された『大骨董市』の古代遺物専門店
より購入したものの1点であります。
当時、かなりの高額で求めた記憶がございます。
長年趣味として『古代遺物』を収集して
參りましたが、このたびコレクション品の
整理の為、出品することと致します。

★『磨製石斧』はこれ1点のみになって
しまいましたので、『古代遺物』マニア
の方のコレクション品にぜひ取り揃えて
ください❗

■サイズ
全長約10.5cm
横幅最大約6.5cm
厚さ最大約2.1cm
重さ約226g


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